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PROGRAM

DAY 02 / 11:00-11:50

創造力やチームワークはどんな環境から生まれるのだろう

@サブアリーナ

クリエイティブな現場と言われている美術館、映像制作、実験工房で活躍しているパネリストのお話を聞きながら一緒に考えてみましょう。

稲庭さんは東京都美術館で、アート・コミュニケーション事業を統括、子供やファミリー層をアートを介して社会への関心を推進するプロジェクトをリードしてきました。田村さんは映像クリエータとして、新しい撮影技術に挑戦する傍ら、地方再生や、障害者スポーツ、難民問題といった社会課題をテーマにしたドキュメンタリー製作に取り組まれています。渡辺さんは、都市計画、デザイン事務所を経て、デジタル工作機械による創造的学習環境を実現するため、鎌倉に新しい製作工房(ファブラボ)を立ち上げ、地域と世界を結ぶ活動をされています。

パネリストの皆さんの活動、その中で感じたこと、創造性やリーダーシップを育むために心がけていることを共有して頂きます。

NAVIGATOR

田村祥宏

株式会社イグジットフィルム 代表取締役 / フィルムディレクター / クリエイティブ・ファシリテーター

田村祥宏

映画的な演出や、個人としての作家性を大切にしながら、ドキュメンタリーの現場で培った技術により、映像制作の全ての行程をワンストップで行う。また映像やWEB、音楽や写真など、様々なクリエイティブコンテンツの持つ価値を、企業や社会の課題解決に上手く組み込むファシリテーションを行っている。国内外のアワード受賞多数。
2015年制作の地方創生をテーマとして取り扱った”KUROKAWA WONDERLAND”や、2016年制作の認知症の啓蒙と理解をテーマとした”RUN TOMORROW”、障害者スポーツをテーマとした”Wheelchair Dance”では、それぞれの課題の当事者の方々、そして様々なクリエイターたちが手を取り合って作品を制作し、多数の国内外のアワードを獲得している。近年は埼玉県秩父郡横瀬町で半年間に渡り行ったクリエイティブ教育プロジェクトや、虐めを題材にした”Bullying and Behavior”がメディア等に取り上げられている。直近では移民/難民問題に国連組織や企業と協働して取り組んでいる。

山本秀樹

AMS合同会社 代表/コンサルタント

山本秀樹

東レ、3Mなどで高機能化学素材の新規用途開発に20年以上携わり、航空宇宙からファッション産業まで幅広い業界の新製品開発を経験させて頂きました。また、副業として、NPOなどを通じ、学生のキャリア構築支援を10年以上実施してきました。5年前に独立、関西を拠点にフリーのコンサルタントとして活動、棚田保全のNPO支援をしながら、8歳と5歳の子育てをしております。

慶應義塾大学 経済学部卒業
ケンブリッジ大学 経営管理学修士(MBA)
元Minerva Schools at KGI (ミネルバ大学)日本連絡事務所代表

著書「世界のエリートが今一番入りたい大学 ミネルバ」
  「次世代トップエリートを生み出す 最難関校 ミネルバ大学式思考習慣

LxC参加者へのメッセージ
人の創造力、共感力、行動力といったソフトスキルは、どのように育むことができるのか。各分野の最先端で活躍する方々の知見に触れる2日間を思いっきり楽しみましょう!

稲庭彩和子

東京都美術館 学芸員 アート・コミュニケーション係長

稲庭彩和子

1972年横浜生まれ。青山学院大学修士課程修了、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ修士課程修了。専門は芸術学、文化資源学。2011年より東京都美術館のリニューアルに際して始まったアート・コミュニケーション事業を統括。現在は上野を拠点に、美術館と大学と市民がタッグを組む市民参画事業 東京都美術館×東京藝術大学「とびらプロジェクト」(平成29年地域創造大賞(総務大臣賞)受賞)や、子供達のミュージアム・デビューを応援し、ファミリー層の社会への関わりをアートを介して推進するプロジェクト「Museum Start あいうえの」を企画運営。また、展覧会として「キュッパのびじゅつかん」展(第5期日本展示学会賞作品賞受賞)など「センス・オブ・ワンダー」や「コミュニケーション」をテーマにした展覧会を企画担当。共著に『100人で語る美術館の未来』(慶應義塾大学出版会、2011)、『美術館と大学と市民がつくるソーシャルデザインプロジェクト』(青幻舎、2018)、監修に『ペネロペと名画をみよう』(岩崎書店、2018)、 “New Museum Practice in Asia” edited by Caroline Lang and John Reeve (Lund Humphries Pub Ltd, 2018)など。文化庁「博物館の管理運営に関する研修」企画運営会議委員。文化資源学会 理事。

メッセージ
アートや文化財を介した学びや社会との関わりについて現場のリポートを交えお話しします!

渡辺ゆうか

パネリスト

ファブラボ 鎌倉 / 一般社団法人 国際STEM学習協会 代表

渡辺ゆうか

多摩美術大学環境デザイン学科卒業後、都市計画、デザイン事務所を経て、2010年ファブラボジャパンに参加。2011年5月東アジア初のファブラボのひとつである、ファブラボ鎌倉を慶應義塾大学教授の田中浩也氏と共同設立し、現在代表をつとめる。
地域と世界を結び、デジタル工作機械の普及により実現する21世紀型の創造的学習環境構築に向けて、世代や領域を横断した活動を展開している。