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PROGRAM

DAY 01 / 11:00-11:50

なぜ、学校が社会を変えるのか? ~ 高校発のイノベーションを見つめて

@アリーナ

グローバル化、デジタル化、少子高齢化をふまえ、日本のみならず各国で教育改革が提唱され、新しい教育が実践されています。OECDのEducation2030プロジェクトには、欧米だけでなく中国やシンガポール、フィンランドやエストニア等の30ヵ国以上が集まり、2030年に向けた次世代の教育を議論しています。

一方、しばしば日本では「日本の教育は遅れている、だから学校や教員が変わらなければならない」という自己否定的な教育改革論が語られます。

「本当に日本の教育は遅れているのか。」「実は、日本の教育には世界各国が注目する本質的、先導的な要素があるのではないか、企業や大学では実現しにくいイノベーションの要素があるのではないか。」

本セッションでは、そのような問題意識のもと、東北における創造的な復興教育、OECD等との国際協働をリードする高校の先生や生徒と共に、学校だからこそ発揮できる「社会を変える力」を探ります。

NAVIGATOR

土屋俊之

郁文館中学校・高等学校/郁文館グローバル高等学校 副校長

土屋俊之

大手印刷会社営業職を経て、現職。 理事長に渡邉美樹が就任した後、学校長補佐として学園独自のキャリア教育プログラム「夢教育」の構築及び推進の舵取り役を担う。同時に、郁文館グローバル高校の改革に着手し、全生徒が一人・一校・一年間の海外留学を必須とする教育システムを開発・導入。現在、国内最多の一年間海外留学生徒数を抱える学校に成長。近年は「協働ゼミ」や「NIE」を通じ、学校と社会(企業・大学・NPO等)が一体化した学びの理想形を模索すべく、アフリカから国内の離島まで教育現場と実社会をつなぐ試みに注力している。

遠藤直哉

福島県立福島高等学校 教諭

遠藤直哉

福島生まれの福島育ち、人生の大半を福島で過ごす生粋の福島教員。初任校であった実業高校において複数名の難関大学合格者を出し、その後県内有数の進学校に異動する。そこで県内進学校の連携、地域との連携、授業動画配信、リベラル・ゼミ等、新しい企画を次々と立ち上げ、暴走特急と呼ばれることも。考えること、行動することを重視し、昨年からは反転授業を始めた。震災後は福島県の未来を担う人材の育成に力を注ぎ、大学や企業と連携しながら高校生主体の福島復興事業を展開している。中心となって活動した生徒たちの多くが難関大学に進学するという進学実績にも繋がっている。「やる気にさえなれば、生徒は勝手に育つ」が持論である。2010年に文部科学大臣優秀教員表彰。

小村俊平

OECD日本イノベーション教育ネットワーク 事務局長

小村俊平

2015年にOECD日本イノベーション教育ネットワークを設立し、事務局長に就任。OECDEducation2030や文部科学省と連携しながら、自治体や学校と共に2030年の社会で活躍するためのコンピテンシーを育成する国際協働型プロジェクト学習の実践と研究に取り組む。他に、岡山大学学長特別補佐としてSDGsをふまえた大学経営戦略支援、ベネッセコーポレーションで次世代の教育の研究開発等に取り組む。

https://innovativeschools.jp/

三ツ井愛弓

豊島岡女子学園 高校2年生

三ツ井愛弓

6歳から10歳を香港、11歳から12歳をシンガポールで過ごす。高校1年時に校内のプログラムでニュージーランドに3ヶ月間留学。同年日本イノベーション教育ネットワーク(ISN)に参加し、昨年10月の第8回IWGパリ会議、今年5月の第9回IWGバンクーバー会議、またISNの研究会などに出席。友人とミライ会を立ちあげるなど、豊島岡唯一のISN参加者として現在は校内で自分の活動を広めている。今年7月にはOECD Education2030プロジェクトの生徒グループ代表に選ばれ、日本の学生である自分の声をどう発信していくかを模索中。今年の夏からハノイの国連国際学校に留学予定。