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PROGRAM

DAY 01 / 11:00-11:50

ハモる学びが学校と社会の距離を縮めた – 女川の挑戦

@ラウンジ

宮城県女川中学校にはAWS(Always With Smile)という東京の大学生を中心としたアカペラ集団が毎月10人程やってきます。2013年からもう70回以上!元々はゴスペラーズの北山さんが仕掛けたプロジェクトで、30年続けるのが目標です。

 今では学校の授業にも組み込まれていて、生徒も先生も毎月の来校を楽しみにしています、学校だけではなく、商店街で、イベントで、病院で、毎月町のどこかで彼らの歌声が聞こえるようになりました。津波の被害から復興していく町と音を重ねるように、彼らはどんどん活動を広げています。

 私は活動がスタートした時、女川中学校に勤務していました。AWSが学校に、そして町に溶け込んでいく経過をたどりながら、学校教育と社会教育の融合の可能性について考えます。

NAVIGATOR

佐藤敏郎

認定NPO法人カタリバ アドバイザー

佐藤敏郎

1963年、宮城県石巻市生まれ。
元中学校国語教諭。社会教育主事として社会教育にも関わる。2015年3月退職。
東日本大震災当時は、宮城県女川第一中学校(現在の女川中学校)に勤務。震災後の2011年5月に取り組んだ俳句づくりの授業が話題となり、2016年度から中学校の教科書にも掲載されている。震災後は防災を担当、宮城県の防災教育副読本の編集委員も歴任。
震災で当時石巻市大川小学校6年の次女を亡くす。2013年「小さな命の意味を考える会」を立ち上げ、HPや講演等で様々な発信を行っている。また、震災当時小学生だった若者とディスカッションを行う企画「あの日を語ろう、未来を語ろう」を各地で展開。2016年「16歳の語り部」(ポプラ社)を刊行、「平成29年度児童福祉文化賞推薦作品」を受賞。 (一社)スマートサプライビジョン理事、NPOカタリバ アドバイザーの他、ラジオのパーソナリティー(東北放送ラジオ、FM太白等)としても活動。