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PROGRAM

DAY 02 / 12:00-12:50

誰もが成長するプロジェクト型教育とは?小中高での実践の類似点や違い

@アリーナ

幼小中高でのプロジェクト型学習(プロジェクトを核とした学びで、通称 PBL)は、好奇心があり、関心高く、目的を持ち、自信がある自律学習者を育てるための優れた教育手法の1つだと世界中で認められてきています。本パネルディスカッションでは、優れたPBLを実践する3校の4名のリーダーおよび先生方にご登壇頂きます。
パネリストには、PBLの教育的価値、家族と先生が子どもが探究的学習者になることをどうサポート出来るのか、そして年齢群ごとにどの様な違いがあるのかについてお話いただきます。

NAVIGATOR

竹村詠美

一般社団法人 SOLLA / 一般社団法人 FutureEdu 共同代表 / 代表理事

竹村詠美

経営コンサルティングで国内外の戦略プロジェクトを経験後、アマゾン、ディスニーのネット事業などの日本経営メンバーとして、サービスの事業企画や立ち上げ、マーケティング、カスタマーサポートなど幅広い業務に携わる。2011年に共同創業した「Peatix.com」は現在27カ国、350万人以上のユーザーをもつ。創造性溢れるライフロングラーナーを育てる教育文化作りやSTEAM/PBL教育を中心テーマに活動中。Learn X Creation の発起人の1人であり、今回の事務局長を務める。Most Likely to Succeed 日本アンバサダー、Peatix.com 相談役、総務省情報通信審議会、大阪市イノベーション促進評議会委員なども務める。小・中学生二児の母。

ジョン・サントス

ハイ・テック・ハイ 高校教諭

ジョン・サントス

米国カリフォルニア州サンディエゴにあるハイ・テック・ハイで生物学を教え始めてからこれまで教育分野で16年間活動をしている。何よりも情熱を傾けて取り組んでいることの一つは、学生と共に科学を探求することであり、プロジェクトベースの学習スタイルが彼の基本的な指導方である。さらに本格的な深い学びの体験が生まれる学習環境をいかに作ることができるかを、絶えず追い求め続けている。
また周囲の教育者の方々の活動から多くを学びつつ、大変進歩的で刺激的で独創的な教育家として、世界中で共に学びながら活動している。

公式ウェブサイト: http://hthibiology.weebly.com/

ジャメル・ジョーンズ

ハイ・テック・ハイ 小学校教諭

ジャメル・ジョーンズ

ジャメル・ジョーンズは、子どもたちが本来もっている自分たちの周りの世界に対する好奇心を育むことを大切にする教育者です。豊かな教育の体験が、分野を問わずアカデミックなスキルや社会情動的なスキルを成長させ、自発的に学ぶ自立した人を育成すると考えています。ジャメルは教員のリーダーとして、コミュニティに根ざしたプロジェクト型のカリキュラムに重きをおいており、小学校時代の教育に家族や地域の人々を巻き込もうと働きかけています。
サンディエゴのチャータースクール、ハイテク・ハイで2011年から勤め始め、2013年からはハイテク・エレメンタリーのノースカウンティのキャンパスで勤務、現在は1年生を教えています。ポジティブ・ディシプリンの資格の保持者でもあるジャメルは、カリフォルニア大学サンディエゴ校で教育学修士を、またハイテクハ
イの大学院で教育リーダーシッププログラムの修士号を取得しています。

ジャメルについてより詳しい情報はこちら: msjamellejones.weebly.com

キラン・ビア・セシ

リバーサイドスクール / デザイン・フォー・チェンジ 校長、創始者

キラン・ビア・セシ

デザイナーから教員、校長を経て教育改革者・社会起業家にと進化し続けるキャリアの持ち主。グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートしたため、反復・プロトタイピング・デザインスペックなどの手法に精通し、これらをカリキュラム改革のみでなくコミュニティ志向の社会プログラムへも応用している。
1989年にインドのNational Institute of Design, Ahmedabadを卒業後、10年以上の間、自身のグラフィックデザイン会社にて成功を収めたのち、教育業界に転身し、2001年にインドのアフマダーバードにてリバーサイドスクールを設立。同校は、学生達に対して変革的な学習経験を可能にするデザインプロセスを用いるラボスクールとして知られている。
また、「aProCh」の創設者でもあり、都市を子供たちにとってより過ごしやすくする、この取り組みによって、2008年にアショカ・フェローに選出されている。2009年には、スタンフォード大学のマーティン・ルーサー・キング・ジュニア研究教育機関より「Call to Conscience Award」を受賞した。
2009年に、デザイン・フォー・チェンジを創立し、全ての子供たちに「I CAN」のマインドセットを育てるFIDS(Feel、Imagine、Do、Share)というシンプルな4つのデザインフレームワークを用いている。現在デザイン・フォー・チェンジは、子供たち自身による、世界最大の変革をもたらす動きになっており、60か国以上、220万人以上の子供たち、65,000以上の教員に影響を与えている。
これらの取り組みによって、キラン、リバーサイドスクール、デザイン・フォー・チェンジは数々の賞などを受けている。
●2017年、バチカンにて法王に謁見し、デザイン・フォー・チェンジが世界中の46万以上のカソリック校に導入される合意書に署名
●2017年、フィンランドに本拠地のあるHundRED.orgによって、デザイン・フォー・チェンジが最も革新的な100の教育プログラムの一つに認定
●2018年、キランはアメリカのVital VoicesのGlobal Leadership Awardsにて 「Light of Freedom」を受賞
●2018年、Edutopiaはリバーサイドスクールをベストプラクティスに取り上げる
●2019年1月、キランはインドのプネーにて「Lexus Design Award」を受賞
●2019年3月、キランはChen Yidan Visiting Global Fellowとしてハーバード教育大学院に招かれ、大学院生たちに対して授業とワークショップを行った

キランは現在、アフマダーバードにて夫のGeet Sethi 、息子のRaag、娘のJazzと共に住んでいる。趣味は音楽・映画鑑賞、歌、ダンス。好物はフルーツ入りのダークチョコレート。

参考URL:
www.schoolriverside.com | www.dfcworld.com | www.aproch.org

クリス・バーム

ミレニアム・スクール 校長兼共同創設者

クリス・バーム

クリス・バームは人々の持つ潜在能力を最大限に引き出す手助けをする事業を生み出すことに情熱を捧げる教育家であり社会事業家です。
ミレニアム・スクールの共同経営者兼校長として、21世紀にふさわしい中学校を創生すべくサンフランシスコにラボ・スクールを創設しました。
これに携わる前は、共同創設者兼CEOとして米国NPOスパークを立ち上げ、10年以上に渡り中学校、高等学校で学生がより充実した日々を過ごせる様に奮闘しました。クリスはアショカ研究奨励金や、社会事業家のためのドレイパー・リチャーズ研究奨励金を受け、公共サービスにおいてサンフランシスコ・ベイエリア・ジェファーソン賞を授与されました。
ペンシルバニア大学で心理学とウォートン・スクールで経営学の学位を取得した後、サンフランシスコのNPO ブレークスルー・コラボレイティブとフィラデルフィア州公立校で教鞭を執りました。 また教員、校長、保護者を対象とした「成長し続ける賢者」というブログも執筆しています。